日本が生んだ世界的ダンス・ユニットの傑作5thアルバムです。
ブンブンサテライツはベース・プログラミング担当中野雅之とボーカル・ギター担当川島道行によるユニットです。日本では、ロックとテクノ主体のビート・ミュージックのクロスオーヴァー的存在の先駆けと言えるでしょう。そのような音楽性からデビューしばらくは、ケミカル・ブラザーズやプロディジーなどのフロアにロックを持ち込んだアーティスト達の系譜に名を連ねることも多くありました。
そんなブンブンサテライツにとって本作は、よりロックリスナーの耳にその音楽が届くきっかけとなった作品です。はっきり言ってしまえば歌にフォーカスした作品だと思います。
厳密に言えば、前作「FULL OF ELEVATING PLEASURES」の時期から、映画「アップルシード」の主題歌「Dive For You」などの日本の音楽市場にストレートにアピール出来るポップな楽曲を作っていたものの、本作で本格的に「ロック」というシーンにアプローチをかけた作品です。
正直、今聴くと結構「そうでもない」と言った印象がある人もいるのではないかと思います。本作以降のブンブンサテライツが、2ビート主体の反復ビートに回帰したりと淡白なビート・ミュージックに移行していく過程を知る人ならば尚更。
しかし、本作における生演奏を下地にテクノ・サウンドを盛り込んだ手法は、ブンブンサテライツとしても日本のクラブミュージックとロックの融解という現在のあり方としても、避けては通れない作品だと思います。
歌にフォーカスしたと言いましたが、それは名曲「Kick It Out」はもちろん、「GIRL」、「PLAY」、「PILL」などの楽曲を聴けば一目瞭然です。90年代から続く日本のオルタナ、ミクスチャー的ロック・サウンド演奏で歌われるそれらの楽曲は、クラブで踊れないロックリスナーの耳を歌で引きつける事によって、入り口を与えました。
まあ本当に今聴くと大味なダンス・ロックに聴こえてしまう感じもあるんですが、ロック好きの人でダンス・ミュージックに入れないという人にはまずオススメしたいという意味で、本作を推します! 今年5月にも最新作「TO THE LOVELESS」をリリースしたばかりですし!
ブンブンサテライツはベース・
そんなブンブンサテライツにとって本作は、
厳密に言えば、前作「FULL OF ELEVATING PLEASURES」の時期から、映画「アップルシード」
正直、今聴くと結構「そうでもない」
しかし、本作における生演奏を下地にテクノ・
歌にフォーカスしたと言いましたが、それは名曲「Kick It Out」はもちろん、「GIRL」、「PLAY」、「PILL」
まあ本当に今聴くと大味なダンス・